" なぜ下取りは買取専門店より査定が低いのか

業態の違うディーラーは買取専門店にかなわない

自動車 下取り

■下取りと買取の違い

ディーラーによる下取りと買取専門店による買取との違いを対比させて見ます。

①基本価格の設定

<買取>
買取価格は中古車の業者オークション相場を基にその時点で買取れる最高値を基本とし、装備や程度などの状態により増減を行い算出する。
大手の場合全国の相場情報を常に収集して基本価格が決められるため、より高い価格を提示できる場合が多い。

<下取り>
ディーラーが用意した下取り基本価格表を基にして車両の状態に応じた減額を行い下取り価格を算出する。
基本価格表は更新があるものの、業者オークション相場に連動するものではない。

②装備品

<買取>
社外品でもダイレクトな評価がなされ、人気装備などに高値がつくことがある。

<下取り>
純正品でなければ買い取りに比べプラス査定になりにくい。オプションも、メーカー純正品以外は評価されにくい。

③店舗間の競争

<買取>
一括査定などで複数の買取価格を比較でき、一番高い値段をつけてくれたところへ売却することができる。

<下取り>
他の買取店で高い査定額がついたとしても、下取り額をそれに合わせてくれることは期待できない。

④再販売のコスト

<買取>
買い取った車はすぐ業者オークションにかけられるので在庫を長期の在庫を持つことがない。

<下取り>
業者オークションでの販売に比べ展示場の販売では時間がかかり、駐車スペースの管理費、相場下落などの影響を受け、余分な流通コストが発生する。その分のコストが査定額を押し下げる。


■業態の違いでディーラーは買取専門店に勝てない

上記の違いをみるだけで買取専門店の方が下取りより好条件で売却できることがわかりますが、もう1つ決定的な違いがあります。

それは、新車の専門店であるディーラーと中古車の専門店である買取専門店とは中古車を取り扱う絶対量が全然違うということです。

取扱量が大きければスケールメリットを生かした薄利多売が可能になります。

「薄利」が可能だということは高額買取ができるということです。

そもそもこの業態の違い、ビジネスモデルの違いだけで、ディーラー下取りは買取専門店に敵わないということになります。


■販売ルートや地域展開もまるで違う

さらに買取専門店、中でも全国チェーン大手には全国展開ができるという強みがあります。

例えば4WDは寒冷地で高く売れるなど地域の相場の違いを活用した販売展開ができます。

これも限られた地域での販売をメインとするディーラー側にはない強みになっているはずです。


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